こんにちは。
今回は太極拳(武術)における「脱力」について考えてみました。
脱力とは…
無駄な力を入れないこと。
現在の私の理解はこうです。
必要ない力を抜いて、必要な力だけが自然に使える状態のこと。
完全にダラ〜っとすることでも、フニャフニャになることでもありません。
よくある勘違い
- 力を全部抜く
- 体が崩れる
- 気が入っていない状態
これらは「脱力」ではなく、力が使えない状態です。
正しい脱力の感覚
- バランスで立っている
- 動こうと思えばすぐ動ける
- 体が重く、地面に沈む感じ
- 呼吸が自然で深い
太極拳でよく言う
「松(しょう)=ゆるんで通っている」
この状態。
太極拳的に言う脱力とは
- 重心が安定する
- 力が足→腰→背骨→腕へ通る
- 相手の力を感じ取れる
- 少ない力で大きな力が出る
だから
太極拳は「柔らかいのに強い」と言われます。
脱力できない主な原因
脱力できないのは才能やセンスの問題ではありません。
ほとんどは「無意識のクセ」が原因です。
①「力を抜こう」と頑張っている
いちばん多い原因です。
抜こう抜こうと意識する
余計に緊張が増える
👉 脱力は操作ではなく結果。
「姿勢・呼吸・意識」が整った“あと”に起きます。
② 姿勢が崩れている
姿勢が悪いと、体は倒れないように常に力みます。
よくある例
胸を張りすぎ
腰が反りすぎ
頭が前に出ている
👉 体は「倒れないために力んでいる」だけ。
③ 足で立てていない(重心が浮いている)
上半身ばかり意識すると起こります。
足裏の感覚が薄い
地面に体重を預けられていない
👉 下半身が働かないと、肩・首・腕が代わりに力む。
④ 呼吸が浅い・止まっている
呼吸と脱力は直結しています。
緊張=息が止まる
息が止まる=力が抜けない
👉 吐く息が長いほど、脱力しやすい。
⑤ 「正しくやらなきゃ」という思考
意外と多い、真面目な人ほどの落とし穴。
形を間違えたくない
うまく見せたい
👉 頭が緊張すると、体も固まる。
⑥ 長年の生活習慣・クセ
これは自覚しにくいです。
デスクワーク
歯の食いしばり
スマホ首
常に肩が上がっている
👉 「普段が緊張状態」だと、それが普通になる。
⑦ 力を抜く経験が少ない
力を入れることは教わってきても、
抜く練習はほぼしていない人がほとんど。
👉 脱力はスキル(技術)
練習しないとできません。
私も太極拳はじめて数年経ちますが、
ほんとにこれで「脱力」できているのか?
と葛藤する日々が続いております。
おそらく私が尊敬する先生方も
同じような道を通ってきてるはず…
なので、やれば出来ると信じて練習しまーす。